次の判断はすぐにはできない
大学附属も厳しいかもしれない。
そう感じたあと、
すぐに次の判断ができたわけではありません。
むしろ、
ここからが
一番動けなかった時間だったように思います。
志望校を
もう一段、下げるのか。
それとも、
ここに踏みとどまるのか。
簡単に答えを出せる問いではありませんでした。
下げれば楽になる、という単純な話ではなかった
志望校を下げれば、
数字の見え方は
変わるかもしれません。
合格可能性も、
80%偏差値も、
少しは現実的になる。
頭では、
そう分かっていました。
でも、
それで気持ちが
軽くなるかというと、
そうでもありませんでした。
「下げること」そのものへの抵抗感
志望校を下げる。
その言葉に、
どこかで
引っかかりがありました。
恥ずかしながら
負けたような気がする。
逃げているように見える。
御三家や
それに次ぐ難関校へ進学している
職場の先輩たちのお子さんと
どうしてここまで違うのか。
そんな感情が、
自分の中に
確かにありました。
それが
誰かに言われた言葉ではなく、
自分の内側から
出てきたものだったことも、
余計に厄介でした。
長男に、どう説明すればいいのか
もう一つ、
大きかったのは、
長男自身の受け止めです。
これ以上、
志望校を下げるとしたら、
どう説明すればいいのか。
「現実的に考えて」
「今の成績だと」
そう言葉にした瞬間、
長男なりにしてきた努力を
完全に否定してしまうような
気がしました。
本人の気持ちを
切らせることにならないか。
その線引きが、
分かりませんでした。
まだ諦めきれない気持ちも残っていた
数字を見れば、厳しい。
それは、分かっています。
でも、
完全に諦めきれるほど、
状況が
はっきりしているわけでもない。
「もう少しだけ」
「これからが本番で、伸びるかもしれない」
そんな期待が、
どこかに残っていました。
決めきれないまま、時間だけが過ぎていった
志望校を下げる。
下げない。
どちらを選んでも、
納得しきれない。
その結果、
判断は先送りになりました。
動いていないようで、
頭の中では
ずっと考えている。
でも、
結論にはたどり着かない。
そんな時間が、
続いていました。
まとめに代えて
これ以上、
志望校を下げるのか。
この問いは、
簡単に
白黒つけられるものではありませんでした。
正解が分からないから
迷ったのではなく、
どちらを選んでも
失うものがあると
感じていたからだと思います。
この時点では、
まだ
答えは出ていませんでした。
ただ、
迷っていること自体が、
次の判断へ向かう
前触れになっていた。
いま振り返ると、
そんな時間だったように思います。
次の記事では、
この葛藤を抱えたまま、
中堅校という選択肢を
具体的に考え始めた話を書いていきます。
▼ 次の記事
中堅校を探し始めた理由

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