単元が速すぎて理解が追いつかなかった現実|算数が最初に苦しくなった理由

立ち止まれないまま、次の単元へ

算数が重くなっていった理由を振り返ると、
最初に思い当たるのは、
「単元の進み方」でした。

算数が苦しくなったのは、
難しい問題が解けなかったから、
というよりも、
理解が追いつく前に
次の内容へ進んでいってしまったから。
「また新しい単元なの?」
と口に出てしまうこともありました。

当時は、
一つひとつの単元が、
こんなにも短いスパンで
次へ次へと切り替わっていくものだとは、
正直思っていませんでした。

集団塾の算数では、
毎週のように新しい単元が出てきます。

例えば、
小4の終わり頃のことです。
「鶴亀算」「弁償算」「約数の和」「互除法」
これがおおむね2~3週間のうちに出てきます。
親が見ていても
「これはどうやって短期間に理解すればいいの」と感じました。

授業は、
まず予習ありきです。
基本問題は塾で配られたタブレットで動画を見つつ家で解く。
授業では、その単元の応用問題を中心に考え方や解き方を一通り学び、
「次はこれ」という形で、
すぐに別の内容に移っていきます。

理解できたかどうかよりも、
予定されたスケジュールが優先されているように
感じることもありました。

「分かったつもり」で進んでいく怖さ

算数の単元は、
授業中に解説を聞いていると、
その場では
「なんとなく分かった気がする」
状態になりやすいものです。

でも、
いざ息子一人で解こうとすると、
手が止まる。

「授業で使った問題集では解けている。でも、家では解けない」
「例題は分かるが、少し形が変わると分からない」
といった状況が頻発します。

それでも、
授業は次に進みます。

「分からなかった単元」を
そのまま抱えた状態で、
次の単元に入っていく。

この積み重ねが、
算数を少しずつ苦しくしていきました。

前の単元が土台になるという現実

算数は、
前に学んだ内容が
次の単元の土台になります。

例えば、
ある考え方が
次の単元でも当然のように使われる。

鶴亀算の基本がわかっていなければ
弁償算は解けない。
多角形の内角の和の算出方法を知らないと
外角を求める図形問題は解けない。

前が曖昧なままだと、
後が一気に難しく感じられる。

それでも、
立ち止まって戻る時間はありません。

算数は、
追いつこうとすればするほど、
差が広がっていくような感覚がありました。

「いつか追いつくはず」と思っていた

当時は、
「今は分からなくても、そのうち慣れてくるだろう」
そう思っていました。

周りの子も同じように
授業を受けているし、
特別に遅れているわけではない。

そう考えて、
単元の進み方そのものを
問題だとは
なかなか認識できませんでした。

けれど、
後から振り返ると、
算数では
「分からないまま進む期間」が
想像以上に長くなっていました。

まとめに代えて

算数が苦しくなった最初のきっかけは、
単元そのものの難しさではなく、
単元の進むスピードだったように思います。

理解が追いつく前に
次へ進んでいく。
親の私からしても何個か前に何の単元をしていたかわからなくなるくらいでした。

その状態が続くことで、
算数は
「頑張れば何とかなる教科」から、
「常に追われる教科」へと
変わっていきました。

この時点では、
まだ
「算数が分からなくなっている」
という自覚も、
はっきりとはありませんでした。

次の記事では、
こうした単元の進み方の中で、
宿題の量や内容が、
どのように重なっていったのかを
振り返ります。

▼ 宿題が終わらない毎日が始まった

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