教育費と老後資金の考え方|「同時に積めるのか」という問い

いまも続く不安

教育費と住宅ローンを並べて考えるようになると、
もう一つ、避けて通れないテーマが浮かびました。

老後資金です。

教育費だけでも重い。
住宅ローンもこれから長く続く。

その中で、
老後資金まで同時に積み立てていく余裕があるのか。

正直に言えば、
この問いには、ずっと不安がつきまとっていました。
それはいまも続いています。

退職後の収入は見えているが、不安は残った

将来の前提として、
今の会社に勤め続けた場合、
退職後の収入源はある程度見えています。

退職一時金。
厚生年金。
国民年金。

制度としての土台はありますが、
それだけで生活が十分に成り立つのかと言われると、
確信は持てません。

物価がどうなるのか。
医療費はどれくらいかかるのか。
住宅ローンがどこまで残るのか。

いま勤めている会社がこの先も大丈夫なのか。
自身が大きな病気をしないか。

心配を始めればきりがなく、
変数が多すぎて、
「大丈夫」と言い切れる材料は、
自分の中にはありませんでした。

教育費と住宅ローンが重なる時期に、積み立ては可能なのか

現実には、

教育費が年間100万円前後。
住宅ローンの返済も始まる。

家計としては、
もっとも支出が重なる時期に入ります。

その中で、
老後資金まで手を回す余裕があるのか。

一度は、
「いまは無理をせず、教育費が落ち着いてからでいいのでは」
とも考えました。

一方で「あとで積めばいい。は成立しないかもしれない」
という思いもありました。

老後資金は、
後ろにずらして解決できるものではありません。

時間を味方につけられるかどうか。
積み立て期間をどれだけ確保できるか。

その差が、
将来の安心につながるという感覚がありました。

教育費が終わってから。
住宅ローンが落ち着いてから。

そう考えているうちに、
積み立てられる期間そのものが
短くなってしまうのではないか。

その不安はなかなか打ち消すことができませんでした。

少額でも「止めない」ことを優先した

我が家では、
老後資金の積み立てを
完全に止める判断はしませんでした。

制度として活用しているのは、
長期積立を前提とした非課税制度(NISA)です。

金額としては、
出せる範囲。自分のお小遣いを減らすというレベル。

教育費と住宅ローンが並走する中で、
無理に額を張ることはせず、
家計に支障が出ない範囲に抑えました。

「ゼロにはしない」
という点だけは、
意識して守っていました。

不安を消すためではなく、不安を先送りしないため

この積み立てを始めたからといって、
老後の不安が消えたわけではありません。

金額が小さく
十分とは言えない感覚はあります。

ただ、
何もしていない状態よりは、
時間の分だけ積み上がっていくという
気持ちの違いはあります。

不安を解消するためではなく、
不安を先送りしないための積み立て。

お守りのような位置づけです。

同時に積めるのか、という問いの答え

教育費と住宅ローンが重なる中で、
老後資金まで同時に積めるのか。

この問いに対して、
明確な正解は出せませんでした。

ただ、
我が家なりに出した答えは、

大きくは積めない。
でも、止めない。

という折衷的なものでした。

まとめに代えて

老後資金は、
教育費のあとに考えるものなのか。
同時に向き合うべきものなのか。

我が家の場合、
教育費と住宅ローンが並走する中でも、
少額ながら積み立てを続ける道を選びました。

十分とは言えない。
安心できる額でもない。

それでも、
時間だけは積み上がっていく。

その感覚を、
手放さないようにしたかったのだと思います。

次の記事では、
こうした支出と積み立てが重なる中で、
中学受験家庭として
どのように家計管理をしていたのか、
具体的な運用面を振り返ります。

▼ 次記事
中学受験家庭の家計管理のコツ|初めて管理の甘さに気づいたとき

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