現実的に厳しいと感じ始めたタイミング|距離が見え始めた瞬間

親の期待があっても

前の記事で書いたように、
私たち親の側には、
「この中学に行けたら」という
本音がありました。

ただ、その気持ちは、
ある時期から
少しずつ形を変えていきます。

期待が消えた、
というよりも、
期待と現実のあいだに
距離があることを
強く意識するようになったのです。

数字が、急に重く感じられたわけではない

小4の頃から続けていた塾の模試。
小5になると大きく変わる部分があります。
それは、模試の結果に
学校選択の目安が表示されるということです。

模試の偏差値に対して、
現実的な学校
やや上の学校
かなり上の学校がいくつか表示されます。
これは意識せざるをえませんでした。

偏差値が、急に大きく下がった、
ということはありませんでした。

ただ、
模試の結果を並べて見たとき、
その学校の偏差値が高すぎて
表示すらされないというケースが度々あった。

「全然届いていない」という事実が、
動かしにくいものとして
残るようになってきた。

そんな印象でした。

「頑張れば何とかなる」という言葉が、薄れていった

それまでは、
「男の子は小6の夏休み以降にぐっと伸びる」
とか
「スイッチが入れば強い」
というどこかで聞いたフレーズに期待していた部分がありました。

「これから伸びる可能性は大いにある」
「まだまだ時間がある」
そう言いながら、
自分たちを納得させていたと思います。

でも、
模試の結果が積み上がれば積み上がるほど、
「頑張れば何とかなる」という言葉が、
現実から離れていく。

そんな感覚でした。

子どもの様子が、現実を引き寄せてきた

長男は、
焦っている様子を
見せていたわけではありません。
それも心配な要素のひとつになりました。

勉強に向かう姿勢や、
つまずく場面を見ていると、
埋まらない差が
あるようにも感じました。

努力が足りない、
という話ではありません。

やり方やペース、理解の仕方。

そうしたものが、
想像していた軌道を
大きくそれてきている。

そのことが、
現実を
引き寄せてきていました。

期待を手放す準備を、まだしていなかった

この時点では、
「この中学は無理だ」と
決めたわけではありません。

ただ、
同じ熱量で
期待し続けることはとても苦しかった。

それでも、
代わりの選択肢を
考え始めていたわけでもない。

期待と現実のあいだで、
立ち止まっていた。

そんな状態だったと思います。

まとめに代えて

現実的に厳しいと感じ始めたのは、
何か一つの出来事が
きっかけだったわけではありません。

一つ一つの事実が
積み重なった結果でした。

この時期は、
期待を捨てたわけでも、
判断を下したわけでもない。

ただ、
これまでと同じ見方では
進めないかもしれない。

そのことに、
ようやく
気づき始めた段階だったように思います。

次の記事では、
「それでも目指し続けるのか」
「どこかで切り替えるのか」
という葛藤について書きます。

志望校を下げることへの
抵抗感と向き合い始めた話です。

▼ 次の記事
志望校を下げることへの抵抗感|引き返す怖さ

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