算数だけの話ではなくなっていると感じ始めた
答えを写しているかもしれない、
という出来事があってからも、
算数の勉強そのものは
すぐに変わったわけではありません。
ただ、
その前後あたりから、
少しずつ、
算数以外の教科にも
違和感が広がっていきました。
最初は、
「たまには仕方ないよね」
「今は算数が大変だから」
そう考えていました。
けれど、
いま振り返るとこの頃から、
中学受験対策全体が、
同時に重くなり始めていたように思います。
国語が「後回し」になっていった
算数に時間がかかるようになると、
まず影響を受けたのが、
国語でした。
国語の宿題は、
毎日、必ず1~2ページ(30題程度)ある漢字。
それに加えて、
文章題や四字熟語など言葉の問題。
一つひとつは、
そこまで重いものではありません。
ただ、
算数に予定以上の時間を取られると、
どうしても後回しになります。
漢字は同じ文字(熟語)を4回書くのですが
3回になり、2回になり、白紙のときも。
「とりあえずはやったような感じにする」
そんな扱い方に、
少しずつ変わっていきました。
理科・社会は「手をつけきれない教科」になった
理科と社会は、
週に1回ずつの授業でした。
次の授業までに、
予習をして、
基本問題を解く。
スケジュール上は、
算数ほどの分量ではありません。
それでも、
算数と国語で手一杯になると、
後回しにされがちでした。
理科は天体や滑車、バネなど
少々複雑だったり
覚えるところが多かったり、
計算が必要なものが手つかずになる。
社会は白地図や年表などが書ききれずに残る。
「まずは算数だから、それが落ち着いたら理科社会も力を入れよう」
そんな言葉を、
何度も口にしていた気がします。
どの教科も「中途半端」になっていく感覚
算数は、
理解が追いつかない。
国語は、
時間が足りない。
理科・社会は、
手をつけきれない。
一つひとつを見ると、
大きな問題ではないようにも見えます。
けれど、
全体として見ると、
どの教科も
「十分に向き合えていない」
状態になっていました。
テスト前の対策をするにしても
すべての科目のテスト範囲を総ざらいするのは不可能。
「なにを捨てるか」
を毎回、毎回考えていました。
頑張っているのに、
積み上がっている感じがしない。
そんな空気が、
家の中に漂っていました。
中学受験対策が「回らなくなっている」という実感
この頃、
はっきりと感じていたのは、
「ちょっと厳しい」
という感覚です。
算数だけを立て直せば、
元に戻る。
そんな単純な話では
なくなっていました。
時間の使い方。
宿題の位置づけ。
家庭でのフォロー。
それぞれが、
少しずつズレたまま、
無理に回っている。
いや、回っているように見えているだけ。
中学受験対策全体が、
綱渡りのような状態に
なっていたのだと思います。
まとめに代えて
算数から始まった違和感は、
この頃には、
国語・理科・社会にも
広がっていました。
どの教科も、
決定的に崩れたわけではありません。
ただ、
どれも
余裕を失っていた。
その状態が続くことで、
中学受験対策全体が、
少しずつ
回らなくなっていった。
そんな時期だったのだと思います。
この時点では、
まだ
「何を変えればいいのか」
は見えていませんでした。
ただ、
このまま続けるのは
難しい。
その感覚は、はっきりとありました。
次の記事では、
こうした状況の中で、
習い事をすべてやめる
という判断に至った経緯について、
振り返ります。

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