宿題が終わらない毎日が始まった|算数の負荷が一気に現実になった頃

宿題の量が毎日の生活にそのままオン

単元の進み方については、
「速いな」と感じながらも、
当時はまだ
「何とかついていけるはず」
と思っていました。

けれど、
その感覚を揺さぶり続けたのが、
宿題でした。

単元が速く進む中で、
宿題の量と内容が、
毎日の生活にそのまま重なってくる。

ここから、
算数は
「考える教科」ではなく、
「毎日、毎週終わらせなければならないもの」
という存在に変わっていきました。

宿題は「多い」よりも「回らない」感覚だった

集団塾の宿題は、
決して
「やる気を削ぐために出されている」
ものではないと思います。

単元の予習をして、
基礎問題を解き、
応用問題に挑戦する。
流れとしては、とても理にかなっています。
この方式自体は、
私自身も「いいな」と感じていました。

ただ、
当時の我が家にとっては、
現実的に回しきれない量でした。

算数の宿題は、
小5になる前あたりで、
1週間におおむね30ページ程度。
テキストで25ページほどに、
プリントが数枚、
というイメージです。

平日は15時過ぎに学校から帰宅し、
塾のない日は、
算数だけで1時間から1時間半ほど。
休日は、
2時間程度を算数に費やしていました。

週に3日は塾があり、
習い事の日もある。
どうしても時間が取れない日は、
計算問題だけをやる、
という日もありました。

「頑張れば終わる」というより、
「終わらない前提で、次が来る」。
そんな印象を持つようになっていました。

昨日の宿題が終わらないまま、次の日が始まる

宿題が終わらなくても、
次の日は、
何事もなかったようにやってきます。

授業は進み、
また新しい宿題が出る。

前の単元の宿題を
完全に消化しきれないまま、
次の単元の宿題が重なっていく。

平日の夜、
算数の宿題が終わらず、
就寝時間が少しずつ遅くなっていきました。

とにかく、
塾の算数の宿題を終わらせるために、
学校の宿題を後回しにすることもありました。

「本末転倒ではないか」
そう思うことも、
一度や二度ではありませんでした。

「今日はここまででいいよ」
そう区切ることが、
だんだん難しくなっていきました。

算数以外の教科も、同時に存在していた

算数の宿題が重くなる一方で、
ほかの教科が
消えてなくなるわけではありません。

国語には、
授業で使うテキストとは別に、
毎日取り組む漢字ドリルがありました。

理科と社会は、
週に1回ずつ授業があり、
次の授業までに
予習や基本問題を解く必要があります。

どれか一つを優先すれば、
どれかが後回しになる。

結果として、
「全部やっているつもりなのに、
 どれも中途半端」
という状態に近づいていきました。

親が関わっても負担は減らなかった

宿題が回らなくなると、
自然と、
親の関与は増えていきます。

「ここまでは、お父さんが見るから」
「とりあえず、今日はここまで終わらせよう」

そうやって、
横につく時間は増えました。

平日なら、
私が仕事から帰ってきたあとに1時間ほど。
休日も、
最低1時間は一緒に取り組んでいました。

日をまたぐことは避けていましたが、
だいぶ夜遅くになることも、
珍しくなくなっていきました。

家事を後回しにして対応することも多く、
親のほうも、
少しずつ余裕を失っていきました。

それでも、
負担が軽くなった感覚は、
正直あまりありませんでした。

むしろ、
親が関わることで、
「終わらせること」への意識が、
より強くなっていったように思います。

「今日はここまで」が言えなくなっていった

宿題が多い。
時間が足りない。

その状況が続くと、
「今日はここまでにしよう」
という判断が、
だんだんできなくなっていきます。

途中で切り上げたら、
次の授業についていけなくなるのではないか。
宿題をやってこなかったら、
塾の先生は何と言うだろうか。

そんな不安が、
頭の中に常にありました。

宿題は、
生活の一部というより、
生活そのものを
押し広げていく存在になっていました。

まとめに代えて

算数の宿題が終わらない日々は、
単なる
「量の問題」ではなかったように思います。

単元が速く進む中で、
理解が追いつかないまま、
宿題だけが積み上がっていく。

その構造が、
算数を
「しんどい教科」に
変えていきました。

この時点では、
まだ
「やり方を変えるべきだ」
という判断には至っていません。

ただ、
明らかに
無理を前提に回している状態に
入っていたのだと思います。

次の記事では、
こうした宿題の負荷をさらに重くしていた
「予習」という仕組みについて、
振り返ります。

▼ 予習動画を見ても分からないまま授業を受けていた

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