志望校を最終決定したプロセス|実現可能なラインが言葉になったとき

「上を目指す」ことよりも「どこなら向き合えるか」

小6の夏前、
志望校についての考え方は、
すでに大きく変わっていました。

偏差値65以上の中学、大学附属中といった
「上を目指す」ことよりも、
「どこなら向き合えるか」を考える。
その感覚は、
これまで積み重なった模試の結果を前に
私たちの中に芽生えていました。

この時期にやっていたのは、
志望校を新しく決めることではありません。
頭の中にあったラインを、
現実に合わせて固定していく作業でした。

個別指導で積み上がってきた「基礎」という手応え

個別指導に切り替えてから、
算数を中心に、
基礎が少しずつ積み上がってきている実感はありました。

以前のように、
わからないまま置き去りになる単元は減り、
「ここは理解できている」
「ここはまだ弱い」
その輪郭が、はっきりしてきていました。

塾との面談でも、
同じ認識が共有されていました。

「いまは基礎と解き方を頭に入れているところ」
「それをうまく使いこなすことができれば殻を破れる」
という言葉がありました。

今の学習ペースであれば、
基礎を中心とした出題の学校であれば、
十分に勝負できる可能性がある。

国語と算数の2科目受験。
あるいは、
理科・社会を含めた4科目受験でも、
基礎重視の学校であれば対応できる。

そうした学校像が、
具体的な言葉として出てくるようになっていました。

「それ以上」は、夏以降に判断するという整理

一方で、
それ以上の偏差値帯の学校については、
はっきりとした線引きもありました。

応用や難問を前提とする学校については、
いま無理に判断する必要はない。
夏以降の学習の積み上げを見てから、
改めて考えればいい。

塾からそう言われたとき、
不思議と、
大きな抵抗はありませんでした。

それは、
上を完全に諦めたということではなく、
「判断する時期を先送りにした」
という感覚に近かったと思います。

この夏前の段階では、
無理に広げず、
いま積み上がっている基礎が
そのまま生きる学校を
志望校の中心に置く。

その整理が、
ようやく腑に落ちました。

「無理のなさ」が言葉になった

その時期までに訪ねた
中堅校の説明会で感じていた
「無理がない」という感覚。

極端な背伸びをしなくても、
6年間を過ごす姿が思い描ける。

その感覚が、
この時期、
塾とのすり合わせを通じて
「実現可能なライン」という言葉に置き換わっていきました。

妥協ではない。
逃げでもない。

いまの成績、
いまの学習ペース、
そして長男の様子。

それらをまとめて見たときに、
大きな歪みが出ない位置。

志望校は、
その位置に置くものなのだと、
ようやく整理できた気がします。

「決めた」というより「動かさなくなった」

この頃には、
志望校について、
あれこれ揺れ動くことは少なくなっていました。

強い確信があったわけではありません。
ただ、
「ここから大きく動かす必要はない」
そう感じられる位置に、
自然と落ち着いていました。

志望校を
最終的に決めた、というよりも、
ここに置いたラインを
動かさなくなった。

それが、
この時期の実感に近いと思います。

まとめに代えて

志望校を最終決定したプロセスは、
一つの決断というより、
調整と確認の積み重ねでした。

基礎が積み上がってきたこと。
その基礎が生きる出題の学校があること。
それ以上は、夏以降に判断すればいいという整理。

それらがそろったとき、
「実現可能なライン」は、
ようやく揺れなくなりました。

次の記事では、
志望校を「実現可能なライン」に置いたあと、
偏差値そのものよりも、
どんな点を重視して学校を見ていくようになったのか。
最終的な判断につながった視点について書きます。

▼ 次記事
偏差値より重視したポイント|進路としての「大学」が見えた学校

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