何を重視するべきなのか
中堅校を
具体的に見始めるようになってから、
私たちは
ひとつの作業に取りかかりました。
それは、
「どの学校がいいか」を探すことではなく、
「何を重視するのか」を
整理することでした。
中学受験の学校選びとして
これまで何となく置いていた基準を、
一度、洗いなおしてみる
必要があると感じていました。
進学実績を、どう見るか
中堅校を調べ始めて、
やはり最初に目を通すのは、
進学実績でした。
大学合格者数。
難関大学への進学率。
数字は、
分かりやすい。
でも、
それだけで
判断できるかというと、
そうでもありませんでした。
母数も違うし、1人の生徒が複数の大学に合格して
実績を引き上げている可能性もある。
単純な比較が
できないことも、
分かっていました。
それでも、
「見ない」という選択肢は、
ありませんでした。
中学受験の先、どこを目標に置くのかという
私たちの基準は
やはり大学進学だったからです。
数字の奥にあるものを知りたかった
進学実績を見るとき、
私たちが気にしていたのは、
一部の突出した結果ではありません。
医学部や難関国立大に1人とか、
そういう数字ではなく
どの層が、
どこに進学しているのか。
ボリュームゾーンはどこなのか。
上位だけでなく、
中位、
下位の生徒は
どうなっているのか。
長男が
その学校に入った場合、
どのあたりに
位置しそうなのか。
そうした視点で
見直すようになりました。
「手厚さ」という言葉が気になり始めた
もうひとつ、
頻繁に目にするようになったのが、
「手厚さ」という言葉です。
「少人数制で個々の能力を最大限に」
「きめ細かな指導とサポート体制」
「じっくり指導」
こうした
学校案内などの資料では、
必ずと言っていいほど
出てきます。
ただ、
その言葉が
何を指しているのか。
使い勝手のいい曖昧模糊とした言葉を
なんとなく受け入れるのはやめました。
手厚さを、どう定義するか
私たちが考えた
「手厚さ」は、
単に勉強量を
増やしてくれることではありません。
より具体的に
生徒の学力向上に
どうアプローチするのか。
学習習慣をどうつけ、
どんな手法で置いていかれそうなときに
カバーをしてもらえるのか。
そうした環境があるかどうかを、
気にするようになりました。
進学実績と手厚さは、切り離せなかった
進学実績と
手厚さは、
別々の条件のようでいて、
実は
つながっている。
そう感じるようになりました。
手厚く見てもらえるからこそ、
一定の層が
安定して次の進路につながっている。
そんな構造がある学校に、
惹かれるようになっていきました。
条件を言葉にしたことで、見えたもの
進学実績。
手厚さ。
この二つを
軸として
学校を見直すようになると、
候補校の顔ぶれが
少しずつ変わってきました。
「何となく良さそう」
ではなく、
「この条件なら納得できる」。
そう言える学校が、
残っていく。
条件を言葉にしたことで、
選択肢が
整理され始めた感覚がありました。
まとめに代えて
中堅校を探し始めたことで、
私たちは
志望校を決めたわけではありません。
ただ、
見る基準は
確実に変わっていました。
進学実績と
手厚さ。
この二つを
どう受け止めるかが、
次の判断の
土台になっていきます。
次の記事では、
こうした条件をもとに、
説明会や学校訪問で
「ここなら」と感じた
具体的な学校の話を書いていきます。
▼ 次の記事
説明会で「ここなら」と感じた中堅校

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