基礎から立て直すわけだから
個別指導に切り替えたからといって、
すぐに成績が上がるとは思っていませんでした。
集団塾で積み残してきたものが多いことも、
基礎から立て直す必要があることも、
分かっていたつもりです。
だから、
最初の模試で
劇的な変化が出なくても、
驚きはありませんでした。
それでも、
いままでの歩みと、これからのことは考えてしまう。
数字として結果を突きつけられると、
やはり考えてしまうことはありました。
最初の結果は「大きくは変わらなかった」
個別指導に切り替えてから、
しばらく経って受けた模試。
偏差値は、
大きく動いていませんでした。
上がってもいないし、
極端に下がったわけでもない。
集団塾に通っていた頃と、
連続した数字が並んでいる。
そんな印象でした。
「やっぱり、そう簡単にはいかない」
その感想が、
一番近かったと思います。
想定内でも、揺れなかったわけではない
頭では分かっていても、
気持ちがまったく動かないわけではありません。
個別にした意味はあったのか。
このペースで間に合うのか。
判断は正しかったのか。
問いは、
自然と浮かんできました。
ただ、
「失敗した」という感覚ではありませんでした。
むしろ、
「まだ途中だ」という感覚に近かったと思います。
数字より先に、変わっていたもの
模試の結果だけを見れば、
変化は乏しかった。
でも、
日々の様子は、確実に違っていました。
わからないところを
わからないままにしない。
途中で止まっても、
その場で立て直してもらえる。
授業を受けると、
進捗、習熟度、取り組み姿勢、次回の単元などに加え、
講師のコメントが書き込まれた紙を
毎回、持って帰ってきます。
これはとても大きかった。
どの単元のどこにつまずいていたのか。
いまそれをどうしようとしているのか。
授業の都度、親も把握できるのです。
全容が把握できず、
この先についても暗中模索だった状況に、
光が差したような気持ちでした。
先生がロードマップを描き、
この先を考えてくれている。
家でのフォローが前提ではないということも、
安心材料でした。
長男も、
ずいぶんと落ち着いたと思います。
成績が動かない理由は、はっきりしていた
個別指導でやっていたのは、
先取りでも、詰め込みでもありません。
戻ること。
確認すること。
基礎を固め直すこと。
時間がかかるのは、
当然だと思えました。
だから、
成績がすぐに伸びないこと自体は、
想定内だったのです。
「伸びない」のではなく、「いまは動かしていない」
振り返ると、
この時期は、
成績を伸ばす段階ではなかった。
伸ばすための準備を、
している段階だった。
数字を動かす前に、
学習の形を整える。
その工程を飛ばしてきたことが、
これまでの苦しさにつながっていたのだと、
改めて感じました。
まとめに代えて
個別指導に切り替えても、
成績はすぐには伸びませんでした。
でも、
それは想定外ではなく、
想定内の現実でした。
この時点で、
確かな手応えがあったわけではありません。
ただ、
無理を重ねていた状態からは、
確実に離れつつあった。
それだけは、
はっきりしていました。
次の記事では、
個別指導に切り替えてから、
家庭の空気は少しだけ変わりました。
ただ「ペースを落として大丈夫か」という
不安はありました。
なぜそう感じたのかを書いていきます。
▼ 次の記事
学習ペースを落とすことへの恐怖

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