「教育費が落ち着いてから」が現実的か
教育費と住宅ローンを並べて考えるようになると、
自然と浮かんできた問いがありました。
家を買うタイミングを、
教育費を理由に遅らせるべきなのか。
中学受験が終わってから。
あるいは私立中学の学費が落ち着いてから。
そう考えるのが、
順序としては自然にも思えました。
ただ、
我が家では、
その判断にはなりませんでした。
教育費は、すでに高止まりに入っていた
小4から小6まで、
教育費は毎年100万円前後。
この水準は、
一時的なピークというより、
今後も続く前提の支出として見えました。
仮に私立中学へ進学すれば、
学費だけで同程度の金額が続く。
「教育費が終わってから住宅を考える」
という発想自体が、
現実的ではないように思えました。
教育費は、
急峻な山ではなく、
長く続く尾根のような支出だったからです。
先送りすると、別の不安が大きくなる
住宅購入を遅らせる選択を考えたとき、
別の不安が浮かびました。
ローン返済の出口です。
購入時期を5年、10年と後ろにずらせば、
収入は今より上がっているかもしれません。
月々の返済は、
多少余裕を持ってスタートできる。
その分、
35年ローンを組めば、
返済は定年後に深く食い込んでいきます。
教育費の不安は減るかもしれないが、
老後の不安が大きくなる。
その構図がはっきり見えていました。
「今が一番苦しい」と分かったうえでの判断
我が家が選んだのは、
先送りではなく、前倒しに近い判断でした。
40代を前にして購入する。
教育費が重い時期と住宅ローン開始時期を、
あえて重ねる。
家計としては、
今が一番苦しくなることは分かっていました。
それでも、
ここを起点にすれば、
昇給や働き方の変化によって、
徐々に余裕が出る可能性がある。
「後ろが楽になる形」を
選んだ感覚に近かったと思います。
住宅か教育か、ではなかった
この判断を振り返ると、
住宅か教育か、
どちらを優先するかという話ではありませんでした。
どちらも、
途中でやめられない支出です。
どちらも破綻しない位置、
支出が最も多くなっても
なんとかやりくりできるタイミングを
人生の時間軸の中で探しました。
ここを超えれば
その後は大きく崩れないだろうという見通しがありました。
教育費が落ち着いてからではなく、
教育費と並走できるかどうか。
その観点で、
購入時期を決めていたのだと思います。
まとめに代えて
教育費を理由に、
住宅購入を遅らせるべきか。
全員に当てはまる正解はないと思います。
我が家では、
教育費がすでに長期支出として見えてきたからこそ、
先送りは現実的ではないと判断しました。
今が一番苦しい。
それを受け入れたうえで、
後ろの時間を軽くする選択をした。
その判断が正しかったかどうかは、
老後にしかわかりません。
ただ、
教育費と住宅ローンを同時に考えたからこそ、
出てきた答えだったように思います。

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