250万円とその結果
教育費の話をしていると、
自然と浮かんでくる疑問がありました。
かけた費用と、
結果は比例するのか。
我が家が
3年間で中学受験にかけたお金は
およそ250万円です。
これを多いとみるか少ないとみるかは
それぞれのご家庭で違うと思います。
多く払えば伸びるのか。
積み重ねれば届くのか。
我が家では明確な答えを持たないまま、
費用だけが先に動いていた時期がありました。
費用は確実に増えていった
中学受験期の支出は、段階的に増えていきます。
月謝。
講習費。
教材費。
模試費用。
学年が上がるにつれ、
一つひとつの単価も上がっていきました。
支出と安心感は連動していた
費用をかければ、
「これだけやっているのだから」
という安心感が生まれました。
講座を追加したとき。
教材を揃えたとき。
「少なくとも遅れはとらないのではないか」
そんな感覚がありました。
安心は、費用と連動していました。
成果の実感は、別の場所にあった
一方で成績の推移を見返すと、
費用の増加と一致していません。
我が家では最後まで模試での偏差値は40~50の間でした。
講習を増やした時期。
教材を追加した時期。
その直後に成績が伸びたということは一度もないのです。
個別指導で基礎をやり直して、
理解が止まっていた単元がわかるようになったとき。
長男が「解ける」と感じて
自分から問題を解き始めたとき。
伸びを感じたのは、
費用とは別の文脈の中でした。
量を増やすのではなく、理解を深める。
ペースを落として消化不良をなくす。
苦手を把握して、合っている先生に教えてもらう。
いかに長男の現状に合わせたやり方と
環境を整えられるかが大事だったように思えます。
費用をかけたのに伸びない不安
支出が増えている時期ほど、
結果を求める気持ちは強くなります。
これだけ払っているのだから。
ここまで積んできたのだから。
そう思うほど、
結果が出ない時間が重くなっていきました。
費用が期待値を引き上げていました。
費用と成果は比例してほしい。
当時は、どこかでそう思っていました。
比例していれば安心できる。
計算が立つ。
未来が読める。
教育費に不確実性があることを、
受け止めきれていなかったのだと思います。
比例ではないが、無関係でもない
費用が無意味だったとも思っていません。
まったくお金をかけずに中学受験を乗り切るのは
我が家では難しかったように思えます。
環境は整いました。
機会は増えました。
学ぶ場があったことは事実です。
成果を生んだのは、
その環境をどう使えたかでした。
費用は土台であって、
結果そのものではありませんでした。
まとめに代えて
教育費と成果は比例するのか。
当時は、比例してほしいと願っていました。
比例していると信じたい気持ちもありました。
いま振り返ると、
費用と成果の関係はもっと緩やかでした。
かけた額ではなく、
かけ方。
積んだ量ではなく、
合っていたかどうか。
教育費をどう捉えるかは、
その後の判断の軸にも影響していきます。
▼ 次記事
教育費を抑えても結果が出た理由|かけた額が伸びを生むのか

コメントを残す