息が詰まる多額の借金
家を買うと決めたとき、
はじめて数字が迫ってきました。
教育環境も、間取りも、立地も、
あれだけ議論してきたのに、
最後に残ったのはただ一つ。
「いくらかかるのか」でした。
提示された総額は約6900万円。
土地建物で6650万円。
諸費用が約250万円。
数字としては理解していたつもりでした。
けれど、改めて合計金額を見ると、やはりかなり重い。
これまで大きな借金をしたことはありません。
これほど多額を背負うのかと思うと、息が詰まりました。
仲介手数料がなかったという意味
今回の物件は建築会社直売でした。
仲介会社を通していません。
そのため仲介手数料はかかりません。
一般的には物件価格の約3%+6万円。
単純計算で200万円前後です。
もしこれが上乗せされていたら、
7000万円を超え、
心理的ハードルはさらに上がっていたと思います。
「直売だから安い」というよりも、
「余計なものが乗っていない」という安心感がありました。
自己資金はいくら出すのか
次に考えたのは自己資金です。
すべてローンにする選択もあります。
けれど、教育費を削る形は避けたい。
私立中学に進学する可能性もある。
将来の大学費用もある。
そこで貯蓄から1000万円を出すことにしました。
残り5900万円を借りる。
この数字を決めた瞬間、
家が「夢」から「債務」に変わりました。
頭金はあえて最小限
不動産業者からは、
頭金は最低限でよいと言われました。
ローンを組むまでの住宅の仮押さえとして支払ったのは50万円。
1000万円出すと決めても、
いきなりそれを手放すのが怖く
物件の引き渡しまで手元に持っていたいという気持ちがありました。
この先、何が起こるかわからない。
貯蓄の全額を頭金や自己資金として投じることも
控えました。
貯蓄が目減りして、教育資金を考えればぎりぎりの
生活になっていきますから、そのプレッシャーはありました。
まとめに代えて
6900万円は大きい。
けれど、分解すると現実になる。
住宅ローンは金利の話ではありませんでした。
まずは、総額を受け止める覚悟の問題でした。

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