「この家だ」と思えた瞬間|条件が重なったとき

完璧ではないけれど

6年探してきて、
初めて、
条件がきれいに重なった瞬間がありました。

完璧だったわけではありません。

けれど、
芯に触れた感覚がありました。

それが、
「この家だ」と思えた瞬間でした。

歩いて見つけた街

東京の市部。

各鉄道会社の駅周辺や少し郊外のエリアを、
何度も歩きました。

図書館。
大きな公園。
住宅街の静けさ。

「この辺もいいね」

そう話せる街が、
いくつか見つかっていました。

教育環境という言葉を、
数字ではなく、
空気で感じられる場所でした。

情報が届いた日

そのエリアを扱う不動産業者から、
連絡が入りました。

駅徒歩15分。
新築戸建て。
まだ建築前。

価格は、
6千万円台中盤。

複数棟のうち、
すでに1棟は売れている。

迷っている時間は、あまりない。

そう感じました。

条件は揃っていた

間取りは3LDK。
3階建て。

リビングも各部屋も、
特別広いわけではありません。

けれど、
収納は十分に確保されていました。

駐車スペースもある。

徒歩圏内にスーパー。
クリニック。
コンビニ。

駅までのバス便も整っている。

長男が通う可能性のある公立中学校も、
特に悪い評判はありませんでした。

妥協しないと決めていた条件が、
きれいに収まっていました。

まだ建っていないという不安

もちろん、
まだ建っていません。

図面だけ。
整地された空き地があるだけです。

具体的な生活のイメージが、
完全に湧いたわけではありません。

それでも、
これまで感じてきた違和感が、
ありませんでした。

どこかを強く妥協している感覚もない。

条件の帳尻を無理に合わせている感じもない。

否定する材料があまりないのです。

逃せば出ないかもしれない

このエリアでも地価や物件価格は上がり続けていました。

ここを逃せば、
同じエリアで、
同じ価格帯で、
同じ規模の物件が出る保証はない。

むしろ、
出ない可能性のほうが高い。

6年探してきたからこそ、
その感覚は現実味がありました。

「決める側」に回った瞬間

それまでの家探しは、
選ばれる側でした。

物件に振られる。
価格に振られる。
局面に振られる。

けれどこのとき、
初めて、

「ここにするか」

と、
自分たちが主語になりました。

完璧だからではありません。

芯が守られていたから。

それが、
「この家だ」と思えた理由でした。

まとめに代えて

家は、
一目惚れではありませんでした。

6年の調整の先で、
条件が重なった結果でした。

動かさなかったもの。
動かしたもの。

その整理が終わったあとで、
ようやく、
決断の感覚が訪れました。

次回は、
購入を決断した具体的な決め手を振り返ります。

▼ 次記事
購入を決断した決め手|最後の迷いを越えた理由

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