「保険に入れない」頭が真っ白に
複数の銀行の団信で本審査に落ちたとき、
正直、頭が真っ白になりました。
金利の比較も、返済計画も、
すべて前提が崩れたからです。
問題は借入額ではありませんでした。
「保険に入れない」
その一点でした。
原因を冷静に整理する
まずやったのは、感情を切り離すことでした。
なぜ落ちたのか。
仮審査は通っている。
年収も勤務年数も問題ない。
となると、団信しかない。
告知事項を読み返しました。
直近3ヶ月以内の通院・投薬。
過去3年以内の入院、治療・投薬。
私は数ヶ月前から心療内科に通っていました。
軽症うつ。
自覚症状していた症状は、
小さな気分の落ち込みと疲れ、イライラ。
ずっと続いてわけでもありません。
会社も普通に通っていました。
けれど、診断名がある。
団信にとっては、それがすべてでした。
まずは通院を終了する
医師に相談しました。
症状は悪化しているわけではない。
標準よりやや下だけれど、安定している。
薬も少量で、なくてもやっていけるレベルにある。
完治・寛解扱いにしてもらい、
処方を終了しました。
そして決断しました。
3カ月待つ。
3年の告知事項はもう回避しようがありませんが、
3カ月の告知事項からは外れることができる。
これがどれだけ審査に影響を与えるかはわかりませんでした。
物件のスケジュールは気になりました。
時間との戦いでした。
それでも、このまま申し込んでも落ちる。
一度、立ち止まるしかありませんでした。
それしかできることがなかったとも言えます。
物件を販売している建築会社の担当者にも
正直に住宅ローンに落ち続けていること、
病気がネックになっている可能性があることを伝えました。
「ワイド団信もありますし、きっと大丈夫ですよ」
「まだ時間はありますから、待ちますよ」
この言葉に救われました。
家族にも同様に落ちていることを伝えました。
妻もショックを受けていました。
それでも、
「こればかりは仕方ない。通院は必要だったんだから」
「どんな方法があるか、考えよう」
と言ってくれました。
ワイド団信という現実的な選択
再開する際、選択肢を整理しました。
手厚い団信や一般団信が難しいなら、ワイド団信。
「通すことを最優先にする」と決めました。
ワイド団信は、病気などの理由がある人も
入れる可能性がある団信です。
保証内容は一般団信と同じで、死亡時や高度障害時に
ローンがゼロになるというものです。
金利が0.3%ほど上乗せされます。
ちなみに、一般団信は金利に上乗せがない。
ワイド団信は手厚い団信と同じくらい金利の上積みがあり、
かつ保証が限定的ということです。
もともと、がんや三大疾病など手厚い団信を求めていたので、
それに比べると十分ではありません。
けれど、通る可能性がある。
もしそれも無理なら、フラット35。
団信なしも選択肢に入れました。
予期せぬことがあった場合に家族にかける負担を考えると
これは最終的な手段だと思っていました。
住宅ローンは金利だけの問題ではない。
団信という「保険付き融資」であることを
このとき初めて実感しました。
初めて通った瞬間
3ヶ月後、別の銀行で本審査を申し込みました。
元々の金利も若干高めです。
申し込んだ団信はワイド。
1週間ほどで、銀行からメールが届きました。
会社の休憩時間に
急いで銀行の住宅ローンのマイページを開きました。
「団信承認」
大学受験や入社試験に合格したときと同じくらいうれしかったです。
妻にもすぐ連絡しました。
「ほんと?よかったね!」
喜んでくれました。
これで家を買えるかもしれない。
初めて光が見えました。
まとめに代えて
団信は、住宅ローンの「裏の主役」です。
健康状態、病気によっては大きく影響することを、
私は知りませんでした。
もし軽い気持ちで心療内科に通っている人がいるなら、
住宅ローンとの関係を知っておいてほしい。
健康とローンは無関係ではない。
知らないことが、一番怖いと感じました。

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