投稿者: fpksc131

  • 教育費を考えると怖くなった瞬間|数字が現実になったとき

    教育費を考えると怖くなった瞬間|数字が現実になったとき

    「もう動いている」という現実

    家を買うタイミングについて
    答えを出せないまま、
    立ち止まっていた頃。

    同時にもう一つ、
    頭から離れなくなっていたことがありました。

    教育費です。

    すでに塾には通っていて、
    家では宿題のフォローも
    当たり前になっていました。

    だからこそこれは、
    「これから始まる話」ではなく、
    「すでに動いている現実」として、
    教育費のことを
    考えざるを得なくなっていたのだと思います。

    すでに払っているのに、急に重く感じた

    中学受験にはお金がかかる。
    それは、最初から分かっていたつもりでした。

    塾代、教材費、講習や模試の費用。
    実際、すでに支払っているものもあります。

    それなのに、この頃になって、
    急に教育費が重く感じられるようになったのは、
    なぜだったのか。

    振り返ると、
    金額そのものよりも、
    「これがどこまで続くのか」
    という感覚が、
    はっきりしなくなってきたことが
    大きかったように思います。

    家のことと並べたとき、見え方が変わった

    教育費への意識が変わったのは、
    家のことと並べて考えるようになった
    タイミングでした。

    住宅ローン、毎月の固定費、
    これから何年も続く支出。
    そこに、塾代をはじめとする
    教育費が重なってくる。
    塾代は学年が上がるにつれ増える。

    一つ一つは、
    すでに知っている話のはずなのに、
    家計全体として
    並べて考えたとき、
    少し違う感覚が生まれました。

    「これが同時に続くと、
    どうなるのだろう」

    具体的な計算を
    したわけではありません。

    それでも、
    全体の輪郭だけが
    ぼんやり見えたことで、
    不安の方が先に立ち上がってきたような
    感覚でした。

    教育費は、気づかないうちに生活に入り込んでいた

    この時期ならではの
    怖さもありました。

    教育費は、
    一気に大きな決断として
    現れるものではなく、
    少しずつ、当たり前のように
    生活に入り込んでくる
    ものだということです。

    気づけば、
    塾が生活の一部になり、
    宿題のフォローも
    特別なことではなくなっていました。

    その状態で
    「やめる」「続ける」を
    改めて考えること自体が、
    簡単ではなくなっていた。

    引き返せない、
    というほどではありません。

    ただ、
    どこまで続くのかが
    まだ見えないまま、
    進んでいる感覚。

    そのことが、
    教育費を
    より現実的なものとして
    感じさせていました。

    分からないまま進んでいることへの不安

    当時の私は、
    教育費について
    何も知らなかったわけではありません。

    ただ、
    分かっている範囲が
    断片的だったのだと思います。

    この先どんな支出が増えていくのか、
    どこで負担が大きくなるのか、
    家計にどんな影響が出るのか。

    それらを
    整理しきれないまま、
    受験と家のことを同時に考えていた。

    その状態で、
    さらに大きな判断を
    重ねていくことに、
    少し怖さを感じ始めていました。

    まとめに代えて

    教育費が怖くなった理由は、
    金額の多さだけでは
    ありません。

    すでに動き始めていること。
    どこまで続くのかが
    見えないこと。
    他の判断と
    重なってきたこと。

    そうした要素が
    重なり合った結果、
    教育費が
    「知っている数字」から
    「無視できない現実」に
    変わったように
    感じています。

    この感覚は、
    その後の考え方にも
    静かに影響していきました。

    次の記事では、
    教育費や家のことを考える中で、
    夫婦のあいだで意見が割れていったポイントについて
    書きます。

    大きな衝突があったわけではありません。
    ただ、
    同じ不安を抱えているはずなのに、
    見ている方向が
    少しずつ違っていた。

    その違いに、
    当時はまだ
    うまく気づけていなかった話です。

    ▼ 次の記事
    家探し 夫婦で意見が割れたポイント|優先順位が揃わなかった理由

  • 家を買うタイミングで迷ったこと|止まったあとに残った問い

    家を買うタイミングで迷ったこと|止まったあとに残った問い

    すぐに再開しようと思えなかった

    家探しを一度止めたあと、
    次に頭に浮かんできたのは、
    「では、いつ買うのが正解なのか」
    という問いでした。

    すぐに再開しよう、
    という気持ちにはなれませんでした。

    かといって、
    ずっとこのままでいいとも
    思えません。

    動かない時間の中で、
    タイミングについて考える時間だけが、
    静かに増えていきました。

    この頃の感覚を振り返ると、
    「今は早すぎるのか」
    「もう遅いのか」
    そのどちらも、
    はっきりとは言えませんでした。

    動けば、
    生活が変わる。

    動かなければ、
    状況が変わっていくかもしれない。

    どちらを選んでも、
    何かを失う気がしていました。

    動かすことで変わってしまうものが、重く感じられた

    この頃から、
    「家を買う」という行為が、
    単なる住まいの問題ではなく、
    生活全体を動かす選択として
    意識されるようになっていました。

    子どもの生活。
    通い慣れた場所。
    これまで積み重ねてきた時間。

    それらを、
    いま動かしていいのかどうか。

    明確な答えは、
    持てていませんでした。

    以前よりも、
    「動かすこと」そのものが、
    重く感じられるようになっていたと思います。

    前提が、静かに変わっているような感覚

    それと同時に、
    家を取り巻く状況そのものが、
    以前と同じではないような感覚も
    ありました。

    具体的に何が変わったのかを、
    言葉にできていたわけではありません。

    ただ、
    「前と同じ考え方で
    探し続けていいのだろうか」
    そんな引っかかりが、
    どこかに残っていました。

    この違和感も、
    タイミングを迷わせる
    一因だったように思います。

    分からないことが、多すぎた

    さらに言えば、
    家を買うという行為そのものについて、
    分からないことが
    あまりにも多いと感じていました。

    物件価格だけを見ていればいい、
    という話ではない。

    それは分かっていました。

    ただ、
    価格以外に何を考えるべきなのか。
    どこまで把握しておく必要があるのか。

    整理しようとすると、
    新しい疑問が出てくる。

    調べるほど、
    「まだ知らないことがある」
    という感覚が強くなっていきました。

    その状態で、
    タイミングを決めるのは、
    簡単ではありませんでした。

    「今決めない」という選択も、判断だった

    結果として、
    この時期は
    「今は決めない」
    という選択をしていました。

    積極的に動くわけでもなく、
    完全に諦めるわけでもない。

    ただ、
    無理に答えを出さない。

    その判断だけが、
    当時できたことだったように思います。

    まとめに代えて

    家を買うタイミングで迷った理由は、
    一つではありません。

    生活のこと。
    環境のこと。
    状況の変化。
    分からなさ。

    それらが重なり合って、
    「今はまだ決めきれない」
    という状態に
    なっていました。

    止まっていた時間は、
    無駄だったとは思っていません。

    むしろ、
    次に考えるべき問いを
    静かに浮かび上がらせていた
    時間だったように感じています。

    次の記事では、
    家を買うことを考える中で、
    教育費の現実が
    急に重くのしかかってきた瞬間について
    書きます。

    数字としては知っていたはずなのに、
    感情としては
    受け止めきれていなかった話です。

    ▼ 次の記事
    教育費を考えると怖くなった瞬間|数字が現実になったとき

  • 家探しを一時中断した理由|止まらざるを得なかった背景

    家探しを一時中断した理由|止まらざるを得なかった背景

    疲れ切っていたというほどではないが

    家探しを進めていく中で、
    「このまま続けていいのだろうか」
    と思う瞬間が、
    少しずつ増えていました。

    疲れ切っていた、
    というほどではありません。

    ただ、
    前に進もうとすると、
    どこかで立ち止まってしまう。

    そんな感覚が、
    はっきりと出てきていました。

    動いているのに、判断できる状態ではなかった

    不動産サイトは、
    相変わらず見ていました。

    新着物件を確認し、
    条件を少し動かし、
    気になるものは保存する。

    内見に行けば、
    「悪くない」と思える物件もあります。

    それでも、
    話が先に進む感じは、
    ほとんどありませんでした。

    動いているはずなのに、
    何かが噛み合っていない。

    そんな違和感が、
    続いていました。

    生活全体が、追いついていなかった

    家探しだけが、
    原因だったわけではありません。

    中学受験の準備は、
    引き続き続いていました。

    塾。
    宿題。
    家庭でのフォロー。

    毎日の生活は、
    それだけで
    ある程度埋まっています。

    そこに、
    家探しという
    もう一つの大きなテーマが
    重なっていました。

    どちらも大事だと分かっているからこそ、
    どちらも中途半端にしたくない。

    その結果、
    生活全体に
    余白がなくなっていきました。

    空気が、少し変わってきている気もしていた

    それに加えて、
    この頃は、
    家を買うということを
    取り巻く空気そのものが、
    以前と少し違ってきているようにも
    感じていました。

    「前と同じ感覚では、
    探せないのかもしれない」

    そんな言葉にならない感覚を、
    どこかで抱えながら
    動いていたように思います。

    ただ、
    具体的にどう違ってくるのか、
    どうすればいいのかは、
    はっきりしませんでした。

    分からないまま進むことに、
    少し怖さもありました。

    「やめる」ではなく、「止まる」

    この時点で、
    家探しを
    完全にやめようと
    思っていたわけではありません。

    「今は違う」
    そう感じていただけでした。

    立ち止まることで、
    何かが整理できるかもしれない。

    そう考えるようになっていました。

    無理に続けて、
    判断を誤るよりも、
    一度、
    止まったほうがいい。

    そう思うようになったのです。

    判断ではなく、状態の問題だった

    いま振り返ると、
    このときの中断は、
    何かを決断したというより、
    「続けられる状態ではなかった」
    というほうが近い気がします。

    情報も多く、
    考えることも多く、
    生活の余裕も少ない。

    その状態で、
    大きな選択をするのは、
    簡単ではありませんでした。

    まとめに代えて

    家探しを一時中断した理由は、
    一つではありません。

    疲れ。
    迷い。
    生活の重なり。
    空気の変化。

    それらが、
    少しずつ積み重なった結果、
    「止まる」という選択に
    近づいていった。

    そんな時期でした。

    次の記事では、
    家探しを止めたあと、
    「いつ買うべきなのか」
    というタイミングの問題に
    向き合うことになった話を書きます。

    動かない時間があったからこそ、
    見えてきた迷いについてです。

    ▼ 次の記事
    家を買うタイミングで迷ったこと|止まったあとに残った問い

  • 不動産サイトを見すぎて疲弊した話|探すほどわからなくなった

    不動産サイトを見すぎて疲弊した話|探すほどわからなくなった

    家探しをやめるわけにはいかない

    内見を重ねても、
    「ここだ」と思える家には
    なかなか出会えませんでした。

    それでも、
    家探しをやめるわけにはいかない。
    そう思って、
    不動産サイトを見る時間は
    むしろ増えていきました。

    気づけば、
    探せば探すほど、
    わからなくなっていく感覚に
    包まれていました。

    見る時間だけが増えていった

    平日の夜や、
    少し時間が空いたとき。

    自然と、
    不動産サイトを開くように
    なっていました。

    新着物件を確認する。
    条件を少し変えて検索する。
    気になる物件を
    とりあえず保存する。
    売れてしまった物件を確認する。
    意味もなく
    全然別のエリアの相場を調べる。

    特別な目的があるわけでもなく、
    「何か出ていないか」を
    確認するだけ。

    それが、
    ほぼ習慣のように
    なっていました。

    情報が増えるほど、判断が遠のいていった

    物件を見る数が増えるほど、
    比較する要素も増えていきました。

    価格。
    立地。
    間取り。
    築年数。
    周辺環境。

    以前なら、
    「ここはいい」
    「これは違う」
    と感じられていたはずなのに、
    その感覚が、
    だんだん曖昧になっていきました。

    どれも一長一短に見える。
    どれも決め手に欠ける。

    判断材料は増えているのに、
    判断そのものは、
    むしろ遠ざかっていました。

    「正解」を探しているつもりだった

    当時は、
    疲れている自覚は
    あまりありませんでした。

    「ちゃんと調べている」
    「情報を集めている」
    そう思っていました。

    ただ、
    いま振り返ると、
    家を探しているというより、
    「正解」を探していたのだと思います。

    失敗したくない。
    あとで後悔したくない。

    その気持ちが強くなるほど、
    見る目は厳しくなり、
    決めることが
    難しくなっていきました。

    見続けることで、安心しようとしていた

    不動産サイトを見ている間は、
    「何もしていない」
    気がしません。

    動いている。
    考えている。
    前に進もうとしている。

    そう感じられました。

    だからこそ、
    見るのをやめられなかった
    のかもしれません。

    ただ、
    実際には、
    疲れだけが
    静かに溜まっていっていました。

    まとめに代えて

    不動産サイトを
    見すぎていたこの時期は、
    探しているつもりで、
    迷い続けていた時間だった
    ように思います。

    選択肢が増えるほど、
    何を基準にすればいいのかが
    分からなくなる。

    そんな状態に、
    少しずつ
    入り込んでいました。

    次の記事では、
    こうした疲弊が続く中で、
    家探しを
    一度立ち止まらせることにした
    理由について書きます。

    「やめる」のではなく、
    「中断する」という選択を
    考え始めた頃の話です。

    ▼ 次の記事
    家探しを一時中断した理由|止まらざるを得なかった背景

  • 内見で感じた「ここは違う」という感覚|条件では説明できなかった違和感

    内見で感じた「ここは違う」という感覚|条件では説明できなかった違和感

    まずは現地を見てみないと

    家探しを進める中で、
    実際に内見に行く機会も
    少しずつ増えていきました。

    写真や間取り図だけでは
    分からないことがある。
    一度、現地を見てみないと
    判断できない。

    そう思って、
    内見に足を運んでいました。

    ただ、
    内見を重ねるうちに、
    条件では説明しきれない
    違和感を覚えることが
    増えていきました。

    「ここは違う」
    そんな感覚でした。

    条件は悪くないはずだった

    内見した物件は、
    事前に決めていた条件を
    大きく外しているわけではありませんでした。

    価格も想定の範囲内。
    間取りも必要最低限は満たしている。
    駅からの距離も、
    許容できないほどではない。

    不動産サイトで見た印象と、
    大きく違うわけでもありませんでした。

    それでも、
    玄関に入った瞬間や、
    一通り部屋を見終えたあとに、
    どこか引っかかるものが
    残っていました。

    理由を言葉にしようとすると、難しかった

    その違和感が何なのか、
    すぐには言葉にできませんでした。

    たとえば、
    収納が思っていたより少ない。
    部屋が少し狭く感じる。
    日中でも、
    どこか暗い印象が残る。

    いまの生活圏から、
    微妙に離れている。
    価格も、
    想定よりわずかに高い。
    周辺環境も、
    理想と完全に重なるわけではない。

    一つひとつを見れば、
    「致命的」と言えるほどではありません。

    ただ、
    それらが重なると、
    「ここで暮らす自分たち」が
    うまく思い描けなくなる。

    そんな感覚が、
    内見のたびに
    残るようになっていました。

    家族の反応も、どこか揃っていた

    不思議なことに、
    家族の反応も
    似たようなものでした。

    「悪くはないよね」
    「条件的には問題ないと思う」

    そんな言葉は出ます。

    ただ、
    「ここにしようか」
    という話には、
    なかなかなりませんでした。

    強く反対するわけでもなく、
    強く肯定するわけでもない。

    そのまま、
    話題が次の物件に
    移っていく。

    そんなことが、
    何度か続きました。

    条件で決めきれなくなっていた

    いま振り返ると、
    この頃には、
    条件だけで
    家を選ぶことが
    難しくなっていたのだと思います。

    生活の余裕が減り、
    頭の中が
    常に何かを考えている状態。

    そんな中で、
    「違和感を無視して決める」
    ということが、
    できなくなっていました。

    慎重になっていた、
    とも言えますし、
    疲れが影響していた、
    とも言えるかもしれません。

    当時は、
    そこまで整理できていませんでした。

    「ここは違う」は、判断ではなかった

    この時点では、
    内見で感じた違和感を
    判断に結びつけていた
    わけではありません。

    「やめよう」と
    決めていたわけでもありません。

    ただ、
    「ここではない気がする」
    という感覚が、
    少しずつ
    積み重なっていった。

    それだけでした。

    まとめに代えて

    内見で感じた
    「ここは違う」という感覚は、
    贅沢な選り好みだったとは
    思っていません。

    条件では説明できない
    小さなズレを、
    無視できなくなっていた。

    そんな状態だったのだと、
    いまは感じています。

    次の記事では、
    こうした内見が続く中で、
    不動産サイトを見る時間が
    さらに増え、
    次第に疲弊していった頃の話を書きます。

    探せば探すほど、
    何が正解なのか
    分からなくなっていった、
    そんな時期です。

    ▼ 次の記事
    不動産サイトを見すぎて疲弊した話|探すほど分からなくなった

  • 家探しと中学受験準備が重なって大変だった|余裕が削られていった時期

    家探しと中学受験準備が重なって大変だった|余裕が削られていった時期

    「やらなければならない」ことが同時に進む

    この頃になると、
    家探しと中学受験の準備が、
    はっきりと同時進行になっていました。

    どちらも、
    「いまやらなければならないこと」
    だと感じていました。

    ただ、
    両方を並べて抱えるには、
    生活の余裕が
    少しずつ削られていく感覚がありました。

    時間の使い方が噛み合わなくなっていた

    平日は、
    宿題のフォローと家事で
    夜が終わります。

    長男が寝たあと、
    ようやく一息ついて、
    不動産サイトを開く。
    登録していた不動産業者からの
    物件情報メールを確認する。

    その繰り返しでした。

    どちらも中途半端に
    なっているわけではない。

    ただ、
    「休む時間」が
    ほとんど残っていませんでした。

    頭の中が切り替わらないまま動いていた

    受験のことを考えている途中で、
    家探しの条件が頭に浮かぶ。

    家探しの物件を見ている途中で、
    翌日の塾や宿題のことを思い出す。

    切り替えようとしても、
    うまく切り替わらない。

    ずっと、
    どこかが未完了のまま、
    頭の中に残っていました。

    「どちらも大事」が負担になっていた

    家探しは、
    後回しにしすぎると
    タイミングを逃しそうな気がする。

    中学受験は、
    いま手を抜いたら
    取り返しがつかない気がする。

    どちらも、
    軽く扱えない。

    だからこそ、
    「どちらも大事」という認識が、
    そのまま負担になっていました。

    生活全体が、少しずつ重くなっていた

    特別なトラブルが
    起きていたわけではありません。

    大きな決断を
    迫られていたわけでもありません。

    ただ、
    毎日の中で、
    小さな疲れが
    積み重なっていく。

    その結果、
    家の雰囲気は
    少しずつ重くなっていく。

    そんな時期でした。

    まとめに代えて

    家探しと中学受験準備が
    同時に進んでいたこの時期は、
    「何かが破綻した」というより、
    「余裕がなくなっていった」
    という表現が近いと思います。

    まだ、
    立ち止まる決断はしていませんでした。

    ただ、
    このまま続けるのは
    簡単ではない。

    そんな感覚が、
    静かに広がっていました。

    次の記事では、
    家探しと受験準備の両立が続く中で、
    内見に行ったときに感じた
    「ここは違う」という感覚について書きます。

    条件では説明できない
    違和感が増えていった頃の話です。

    ▼ 次の記事
    内見で感じた「ここは違う」という感覚|条件では説明できなかった違和感

  • 学区と通塾、どちらを優先すべきか|条件では決めきれなくなった段階

    学区と通塾、どちらを優先すべきか|条件では決めきれなくなった段階

    両立できるものと思っていた

    家探しを進める中で、
    だんだんと
    避けて通れない問いが
    浮かび上がってきました。

    それが、
    学区と通塾、
    どちらを優先すべきか、
    という問題でした。

    それまでは、
    何となく両立できるものだと
    思っていました。

    どちらも大事だから

    学区については、
    これまでも
    まったく考えていなかった
    わけではありません。

    いま通っている公立小学校から転校すること。
    引っ越し先の公立小学校の雰囲気。
    周囲の家庭の様子。
    中学受験をしなかった場合のこと。

    一方で、
    通塾のしやすさも
    無視できませんでした。

    夜の帰宅。
    移動にかかる時間。
    体力や生活リズムへの影響。

    どれも大事で、
    どれかを
    簡単に切り捨てられるものではありませんでした。

    両立を前提にしていたが、難しさが見えてきた

    最初は、
    学区も通塾も、
    どちらも満たせる場所が
    あるはずだと考えていました。

    夜遅く、長男が寝たあと
    不動産サイトを開き
    条件を入れて探す。
    エリアを少し動かす。

    日々物件を見ていると、
    その前提が
    少しずつ揺らいできました。

    学区を優先すると、
    通塾が遠くなる。
    通塾を優先すると、
    学区が気になる。

    そんな組み合わせが、
    目につくようになってきました。

    どちらを選ぶかではなく、何を怖れているのか

    この頃から、
    単なる条件の問題では
    ない気がしていました。

    学区を重視するのは、
    子どもが安心して
    通える場所を大切にしたい、
    という気持ちから。

    通塾を重視するのは、
    いま取り組んでいる受験を
    できるだけ
    無理のない形で続けたい、
    という気持ちから。

    どちらも、
    不安の裏返しでした。

    家族とも話した

    このテーマは、
    家族の中でも
    何度か話題には上りました。

    ただ、
    はっきりとした結論を
    出そうとしていた
    わけではありません。

    「どう思う?」
    「難しいね」

    そんなやり取りで、
    話が終わることも
    多かったです。

    言葉にすると、
    どちらかを
    選ばなければならない気がして、
    踏み込めずにいました。

    まとめに代えて

    学区と通塾、
    どちらを優先すべきかという問いは、
    この時点では
    答えが出ていませんでした。

    ただ、
    家探しの軸が
    少しずつ
    条件から価値観へ
    移り始めていた。

    そんな感覚は、
    確かにありました。

    次の記事では、
    家探しと中学受験の準備が
    同時に進んでいく中で、
    生活全体が
    どれだけ大変になっていったかを書きます。

    時間も気力も、
    余裕がなくなっていった頃の話です。

    ▼ 次の記事
    家探しと中学受験準備が重なって大変だった

  • 家探しの進め方が分からなくなっていた頃|手応えが消えた段階

    家探しの進め方が分からなくなっていた頃|手応えが消えた段階

    新着物件を見ても、気になる物件を見ても

    家探しを始めてしばらく経った頃、
    ふと、
    手が止まる瞬間が増えていました。

    やっていることは、
    これまでと変わりません。

    不動産サイトを開く。
    条件を入れる。
    新着物件をまず見る。
    気になる物件もチェック。

    それなのに、
    前に進んでいる感じが、
    あまりしなくなっていました。

    条件を動かしても、感触が変わらなかった

    価格を少し動かす。
    エリアを少し広げる。
    築年数の条件を緩める。

    どこを動かしても、
    手応えがありませんでした。

    候補が増えても、
    安心する感じはない。
    減っても、
    納得できる理由が見つからない。

    そんな状態でした。

    「これで合っているのか」が分からなくなっていた

    この頃から、
    家探しの基準そのものが、
    少し曖昧になっていました。

    何を優先しているのか。
    どれだったら後回しにしていいのか。

    自分たちで決めたはずの条件が、
    本当に正しいのかどうか、
    自信が持てなくなっていたのです。

    いま振り返ると、
    物件ではなく、
    探し方に迷っていた時期だったと思います。

    進めているのに、前に進んでいない感覚

    時間は使っていました。
    情報も増えていました。
    それなりにエリアの物件については
    詳しくなってきた気がしていました。
    それでも、
    「決断に近づいている」
    という感覚はありません。

    むしろ、
    選択肢が増えるほど、
    考えることが増えていく。

    そんな循環に、
    知らないうちに
    入り込んでいました。

    まとめに代えて

    この時点では、
    疲れていたわけではありません。

    家探しをやめようと
    思っていたわけでもありません。

    ただ、
    どう進めればいいのかが、
    分からなくなっていました。

    手応えが消えて、
    方向感覚が
    曖昧になっていた段階です。

    次の記事では、
    家探しを進める中で
    「学区」と「通塾」、
    どちらを優先すべきか
    本気で悩み始めた頃の話を書きます。

    環境を選ぶ基準が、
    さらに揺れ始めたタイミングです。

    ▼ 次の記事
    学区と通塾、どちらを優先すべきか悩んだ話

  • 6000万円台で都内の家は現実的か|最初に直面した壁

    6000万円台で都内の家は現実的か|最初に直面した壁

    まだ条件はあいまい

    家探しを考え始めた当初は、
    「探せば、どこかにはあるだろう」
    そんな感覚を持っていました。

    条件は、
    まだ曖昧でした。
    エリアも、
    細かく詰めていたわけではありません。

    それでも、
    「6000万円台くらいまでなら」
    という感覚だけは、
    なんとなく頭の中にありました。

    「6000万円台」という感覚の正体

    この金額を、
    きちんと計算して出していたわけではありません。

    住宅ローンの返済額。
    教育費のこと。
    日々の生活費。

    いまと同等の生活ができればいいかな
    という漠然とした感覚がありました。

    それらを
    一つひとつ並べたというより、
    重ね合わせた結果、
    「このあたりまでなら」
    と思っていた、という感じです。

    いま振り返ると、
    根拠はかなり感覚的でした。

    条件を入れるたびに、候補が減っていった

    不動産サイトを見始めて、
    最初にやったのは、
    条件を入れて検索することでした。

    価格帯。
    エリア。
    間取り。

    条件を入れて、
    検索ボタンを押す。

    表示される件数を見て、
    少し戸惑いました。

    思っていたより、
    数が少ない。

    あっても、
    写真を見た瞬間に
    「何か違う」と感じるものが多くありました。

    「探し方が悪いのでは」と思っていた頃

    この段階では、
    「現実的ではない」とは
    まだ思っていませんでした。

    むしろ、
    探し方が悪いのではないか。
    見方が足りないのではないか。

    そう考えていました。

    エリアを少し広げてみる。
    築年数の条件を動かしてみる。

    ただ、
    どこかを動かすと、
    別の違和感が出てくる。

    そんなことの繰り返しでした。

    「あるはずなのに、しっくりこない」

    条件を緩めれば、
    候補は増えます。

    価格を上げれば、
    選択肢も増えます。

    それでも、
    「これだ」と思える感覚は
    なかなか出てきませんでした。

    あるはずなのに、
    見つからない。

    そんな違和感が、
    少しずつ積み重なっていきました。

    まとめに代えて

    この時点では、
    6000万円台が
    現実的かどうかを
    判断していたわけではありません。

    ただ、
    思っていたよりも
    簡単ではない、
    という感触だけはありました。

    「探せば見つかる」
    そう思っていた感覚が、
    少しずつ揺らぎ始めていた頃です。

    次回予告

    次の記事では、
    家探しを始めて間もない頃に
    最初に感じた
    「思っていたのと違う」という壁について書きます。

    条件を入れると候補が減り、
    探せば見つかるはずだと思っていた感覚が
    少しずつ揺らぎ始めた頃の話です。

    まだ疲れているわけでも、
    立ち止まろうとしているわけでもありません。

    ただ、
    「あれ?」という引っかかりが
    はっきりと出てきた段階でした。

    ▼ 次の記事
    家探しの進め方が分からなくなっていた頃|手応えが消えた段階

  • 家探しで絶対に譲れなかった条件|最初に頭にあったこと

    家探しで絶対に譲れなかった条件|最初に頭にあったこと

    整理できていたわけではないけれど

    マンションを前提に、

    家のことを考え始めた頃、

    いくつかの条件が

    ぼんやりと頭に浮かんでいました。

    ただし、

    この時点では

    チェックリストのように

    整理できていたわけではありません。

    「これだけは外したくないかもしれない」

    そんな感覚が、

    点のように散らばっていた、

    というほうが近いです。

    「変えすぎない」ことが前提にあった

    最初にあったのは、

    生活を大きく変えすぎたくない、

    という感覚でした。

    通勤の流れ。

    買い物の場所。

    日々の動線。

    住んでいるマンションは

    日用品の買い出しや医療へのアクセスに

    あまり困ることはありませんでした。

    生活に大きな不満があるわけではない。

    だからこそ、

    住まいを変えるとしても、

    急にすべてを変えるのは

    避けたいと思っていました。

    通学・通塾の負担は増やしたくなかった

    受験とは切り離して考えていたつもりでも、

    通学や通塾のことが

    頭から完全に消えることはありませんでした。

    夜の帰宅。

    移動にかかる時間。

    体調が悪い日のこと。

    小学校までは歩いて10分ほど

    塾は電車を乗り継ぎ30分〜40分

    「これ以上、

    移動の負担は増やしたくない」

    はっきり言葉にしていたわけではありませんが、

    そんな感覚はありました。

    家族全員の生活が回ることを優先していた

    家探しは、

    長男のためだけに

    考えていたわけではありません。

    家族全員が、

    無理なく生活できるかどうか。

    仕事との両立。

    家事の負担。

    生活リズム。

    帰宅時間にばらつきがあり、

    家事や育児の分担が固定しにくかった面がありました。

    誰か一人だけが

    無理をする形は、

    できれば避けたい。

    その気持ちは、

    この頃からありました。

    「正しい条件」だとは思っていなかった

    こうして並べてみると、

    それなりに条件のように

    見えるかもしれません。

    ただ、

    当時はこれが正しい条件だとは

    思っていませんでした。

    あくまで、

    その時点での感覚です。

    あとから変わるかもしれない。

    考え直すかもしれない。

    そんな前提のまま、

    とりあえず頭の中に

    置いていただけでした。

    まとめに代えて

    家探しの最初にあった条件は、

    はっきりとしたものではありませんでした。

    「これだけは譲れない」

    と断言できるほど、

    整理されていなかったと思います。

    ただ、

    生活を壊さずに続けたい、

    という軸だけは、

    なんとなく共有できていました。

    この曖昧な条件が、

    この先、

    どう変わっていくかは想像もできませんでした。

    次の記事では、

    こうした条件を頭に置いたまま、

    実際に家探しを始めたとき、

    最初に直面した壁について書きます。

    「探せば見つかる」と

    思っていた頃の話です。

    ▼ 次の記事

    6000万円台で都内の家は現実的か|最初に直面した壁